8節終わって2敗。全勝の首位リヴァプールとの勝ち点差は8。リヴァプールの調子が良すぎるのだけど。

シティを悩ます大きな問題は怪我人。リーグ開幕の時点でスタメンを張ったCBはラポルテとストーンズ。しかし4節でラポルテが接触プレーで怪我すると続いてストーンズも怪我で離脱。コンパニを放出し、マグワイア獲得を逃したシティにとってCB2人を失うのは大きすぎる痛手。

負傷者が続出するシティの最終ラインを守るのはベテランのオタメンディとフェルナンジーニョ。フェルナンジーニョの本職はボランチ。昨シーズンに少しだけCBでプレーしててペップはラポルテが怪我した時に報道陣に対して冗談交じりにフェルナンジーニョをCBで起用するかもしれないと応えてたけどそれが現実になってしまった…。フェルナンジーニョとオタメンディはそれぞれ34歳と31歳。シティはフェルナンジーニョの負担を減らそうとしてロドリを獲得したけど結局リーグ戦、CLと過密日程を替えのない状況で出場させちゃってる。今のところフェルナンジーニョのパフォーマンスは良いけどこれからもフル出場させてくとどっかでガタが来るかも。

オタメンディも年齢的にプレーの質が落ちてきてる気がする。パスミスなどは判断の問題で関係ないかもしれないけど対人にしても前みたいなパフォーマンスができなくなってきている。ウルブズ戦の1失点目はスピードに乗った相手に対して飛び込んで抜かれてしまってる。しかもスライディングで飛び込むので抜かれるとカバーもできない。これはウルブズ戦に限らず直近の試合でも結構目立ってた。

あと相手FWが背負って受けるときにプレスの意識は高いのは良いけど前への意識が高すぎて裏を取られる場面も何度かある。

ラポルテの怪我は結構長引きそうなので冬の移籍市場でCB取れるかが重要になると思う。

CB2人の離脱も苦しいけどデ・ブライネの負傷も苦しい。

今シーズンこそは怪我なしで行って欲しいって気持ちだったのに…

1、2タッチでアシストできる圧倒的センスと正確なボールタッチ。ウルブズ戦でもデ・ブライネがいたらな〜って場面が多々あったからきっとこの先もそういう気持ちになるはず。

デ・ブライネの怪我の状況はまだ詳しく発表されてないから復帰は近いかもしれない。けどデ・ブライネは怪我の考慮もあって70分ぐらいの交代が多かった。それでも怪我するってことはデ・ブライネってかなり怪我し易い体質なんだろうなと思う。

ただシティにも光が。

CLで活躍し、ウルブズ戦で先発出場したカンセロ。25歳ポルトガル人で今シーズン、シティが夏の市場で最後に獲得した選手。遅れ入りしたのでプレシーズンには出てなかったけどCL初戦で途中出場するとそこから出場機会を伸ばしている。ウルブズ戦では前半に左SBで出ると後半には右SBに。ウォーカーとジンチェンコを交代させて右に入ったのでペップからの期待はますます大きくなってきてる。

持ち味はスピードを生かした突破でウォーカーとは違うスーっとスピードに乗る感じでサイドをえぐる。ウルブズ戦ではオーバーラップだけでなくカットインからのシュートも見せてて攻撃への意識の高さが伺える。

フィジカル面でジンチェンコサイドがしばしば狙われるのでカンセロが入ればそこの対策にもなる。

他に最近調子を上げてる選手と言えばマフレズ。昨シーズンはシティで伸び悩んだけど今シーズンは流れからのゴールはないもののFKを決めたりドリブルのキレも良くなってきてる。シティの戦術はサイドハーフの選手がかなり鍵になるのでこれからのマフレズの活躍にはより一層期待。

全勝中のリヴァプールと比較されてシティはかなり苦境に立たされてるみたいな話が多いけど昨シーズンシティは4敗で優勝してる。まだ巻き返せるしリヴァプールとの直接対決も2戦残ってる。

怪我人で苦しむシティだけど昨シーズンだってコンパニ、デ・ブライネを欠く中でなんとか戦ったし行けるはず。

ユナイテッドにはシティの倍以上の怪我人がいる笑。まだイケるぞシティ。

シティのあれこれ